太宰治作品年表

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太宰治作品年表
 

太宰治作品年表(満年齢・初出日順)  

No満年齢初出日作品名初出誌収録書名・備考
115歳1925(大正14)年03月最後の太閤(さいごのたいこう)不明新潮文庫『地図 初期作品集』収録
216歳1925(大正14)年08月戯曲 虚勢(ぎきょく きょせい)不明・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
316歳1925(大正14)年10月角力(すもう)校友会誌・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
416歳1925(大正14)年11月犠牲(ぎせい)蜃気楼 創刊号・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
516歳1925(大正14)年12月地図(ちず)蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
616歳1926(大正15)年01月負けぎらいト敗北ト(まけぎらいトはいぼくト)蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
716歳1926(大正15)年02月私のシゴト(わたしのシゴト)蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
816歳1926(大正15)年04月針医の圭樹(はりいのけいじゅ)蜃気楼新潮文庫『地図 初期作品集』収録
916歳1926(大正15)年05月(こぶ)蜃気楼・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1017歳1926(大正15)年06月将軍(しょうぐん)蜃気楼新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1117歳1926(大正15)年07月哄笑に至る(こうしょうにいたる)蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1217歳1926(大正15)年11月モナコ小景(モナコしょうけい)蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1317歳1926(大正15)年12月怪談(かいだん)蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1418歳1927(昭和02)年02月掌劇 名君(しょうげき めいくん)不明新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1519歳1928(昭和03)年07月股をくぐる(またをくぐる)細胞文藝・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1619歳1928(昭和03)年09月彼等と其のいとしき母(かれらとそのいとしきはは)細胞文藝 第4号・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1719歳1928(昭和03)年12月此の夫婦(このふうふ)校友会雑誌・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1819歳1929(昭和04)年02月鈴打(りんうち)弘高新聞・「小菅銀吉」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
1920歳1929(昭和04)年07月虎徹宵話(こてつしょうわ)猟奇兵・同年12月に大幅改稿して『校友会雑誌』に発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
2020歳1929(昭和04)年09月花火(はなび)弘高新聞・「小菅銀吉」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
2120歳1929(昭和04)年10月哀蚊(あわれが)弘高新聞・「小菅銀吉」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
2223歳1933(昭和08)年02月田舎者(いなかもの)海豹通信・初めて「太宰治」名義で発表した自己紹介文
・新潮文庫『もの思う葦』収録
2323歳1933(昭和08)年02月列車(れっしゃ)東奥日報・「太宰治」名義で最初に発表した作品
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
2423歳1933(昭和08)年03月魚服記(ぎょふくき)海豹・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
2523歳1933(昭和08)年03月25日魚服記に就て(ぎょふくきについて)海豹通信ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
2624歳1933(昭和08)年04月・06月・07月思ひ出(おもいで)海豹・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
2724歳1934(昭和09)年04月断崖の錯覚(だんがいのさっかく)文化公論・「黒木舜平」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
2824歳1934(昭和09)年04月()鷭 創刊号・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
2924歳1934(昭和09)年04月洋之助の気焔(ようのすけのきえん)文藝春秋井伏鱒二との合作小説だが、発表は「井伏鱒二」名義で行われた
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
3025歳1934(昭和09)年07月猿面冠者(さるめんかんじゃ)・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
3125歳1934(昭和09)年10月彼は昔の彼ならず(かれはむかしのかれならず)世紀・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
3225歳1934(昭和09)年12月ロマネスク(ロマネスク)青い花・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
3325歳1935(昭和10)年02月逆行(ぎゃっこう)文藝・第1回芥川賞候補作
・4編からなるオムニバス作品で「蝶蝶」「決闘」「くろんぼ」の初出が『文藝』、「盗賊」の初出は同年10月07日の「帝國大學新聞」
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
3425歳1935(昭和10)年05月道化の華(どうけのはな)日本浪漫派・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
3526歳1935(昭和10)年07月玩具(がんぐ)作品・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
3626歳1935(昭和10)年07月雀こ(すずめこ)作品・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
3726歳1935(昭和10)年08月もの思う葦(ものおもうあし)日本浪曼派新潮文庫『もの思う葦』収録
3826歳1935(昭和10)年08月10日『玩具』あとがき(『がんぐ』あとがき)あづみ書房刊
3926歳1935(昭和10)年09月猿ヶ島(さるがしま)文學界・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
4026歳1935(昭和10)年10月川端康成へ(かわばたやすなりへ)文藝通信新潮文庫『もの思う葦』収録
4126歳1935(昭和10)年10月ダス・ゲマイネ(ダス・ゲマイネ)文藝春秋・作品名はドイツ語の「Das gemaine」(通俗性または卑俗性)だが、津軽弁の「んだすけまいね」(だから駄目なんだ)にも由来している
・新潮文庫『走れメロス』収録
4226歳1935(昭和10)年10月07日盗賊(とうぞく)帝國大學新聞・「逆行」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
4326歳1935(昭和10)年12月地球図(ちきゅうず)新潮・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
4426歳1935(昭和10)年12月「地球図」序(「ちきゅうず」じょ)新潮・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
4526歳1936(昭和11)年01~03月碧眼托鉢(へきがんたくはつ)日本浪曼派新潮文庫『もの思う葦』収録
4626歳1936(昭和11)年01月めくら草紙(めくらぞうし)新潮・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
4726歳1936(昭和11)年01月01日人物に就いて(じんぶつについて)東奥日報ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
4826歳1936(昭和11)年04月陰火(いんか)文藝・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
・新潮文庫『晩年』収録
4926歳1936(昭和11)年05月古典竜頭蛇尾(こてんりゅうとうだび)文藝懇話会新潮文庫『もの思う葦』収録
5026歳1936(昭和11)年05月雌に就いて(めすについて)若草新潮文庫『二十世紀旗手』収録
5127歳1936(昭和11)年06月悶悶日記(もんもんにっき)文藝新潮文庫『もの思う葦』収録
5227歳1936(昭和11)年07月虚構の春(きょこうのはる)文學界新潮文庫『二十世紀旗手』収録
5327歳1936(昭和11)年07月走ラヌ名馬(はしラヌめいば)東工大蔵前新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
5427歳1936(昭和11)年10月喝采(かっさい)若草新潮文庫『二十世紀旗手』収録
5527歳1936(昭和11)年10月狂言の神(きょうげんのかみ)東陽新潮文庫『二十世紀旗手』収録
5627歳1936(昭和11)年10月創生記(そうせいき)新潮新潮文庫『二十世紀旗手』収録
5727歳1936(昭和11)年11月先生三人(せんせいさんにん)文藝通信ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
5827歳1937(昭和12)年01月音に就いて(おとについて)早稻田大學新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
5927歳1937(昭和12)年01月二十世紀旗手(にじゅっせいききしゅ)改造新潮文庫『二十世紀旗手』収録
6027歳1937(昭和12)年01月01日春夫と旅行できなかつた話(はるおとりょこうできなかったはなし)西北新報
6127歳1937(昭和12)年03月あさましきもの(あさましきもの)若草新潮文庫『地図 初期作品集』収録
6227歳1937(昭和12)年04月HUMAN LOST(ヒューマン ロスト)新潮新潮文庫『二十世紀旗手』収録
6328歳1937(昭和12)年09月檀君の近業について(だんくんのきんぎょうについて)日本浪曼派ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
6428歳1937(昭和12)年10月燈籠(とうろう)若草新潮文庫『きりぎりす』収録
6528歳1937(昭和12)年11月たずねびと(たずねびと)不明新潮文庫『グッド・バイ』収録
6628歳1937(昭和12)年12月思案の敗北(しあんのはいぼく)文藝新潮文庫『もの思う葦』収録
6728歳1937(昭和12)年12月創作余談(そうさくよだん)日本學藝新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
6828歳1938(昭和13)年02月「晩年」に就いて(「ばんねん」について)文筆新潮文庫『もの思う葦』収録
6928歳1938(昭和13)年03月一日の労苦(いちにちのろうく)新潮新潮文庫『もの思う葦』収録
7028歳1938(昭和13)年05月多頭蛇哲学(たとうじゃてつがく)あらくれ新潮文庫『もの思う葦』収録
7129歳1938(昭和13)年08月一歩前進二歩退却(いっぽぜんしんにほたいきゃく)文筆新潮文庫『もの思う葦』収録
7229歳1938(昭和13)年08月緒方氏を殺した者(おがたしをころしたもの)日本浪曼派・緒方氏とは『日本浪曼派』の創刊にも参加していて、没年からしても緒方隆士であると思われる
・新潮文庫『もの思う葦』収録
7329歳1938(昭和13)年08月答案落第(とうあんらくだい)月刊文章新潮文庫『もの思う葦』収録
7429歳1938(昭和13)年09月満願(まんがん)文筆新潮文庫『走れメロス』収録
7529歳1938(昭和13)年10月姥捨(うばすて)新潮新潮文庫『きりぎりす』収録
7629歳1938(昭和13)年10月06日富士に就いて(ふじについて)國民新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
7729歳1938(昭和13)年10月09日九月十月十一月(くがつじゅうがつじゅういちがつ)國民新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
7829歳1938(昭和13)年10月31日校長三代(こうちょうさんだい)帝國大學新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
7929歳1938(昭和13)年11月女人創造(にょにんそうぞう)日本文學新潮文庫『もの思う葦』収録
8029歳1939(昭和14)年02~03月富嶽百景(ふがくひゃっけい)文体新潮文庫『走れメロス』収録
8129歳1939(昭和14)年02月I can speak(アイ キャン スピーク)若草新潮文庫『新樹の言葉』収録
8229歳1939(昭和14)年03月黄金風景(おうごんふうけい)國民新聞新潮文庫『きりぎりす』収録
8329歳1939(昭和14)年04月女生徒(じょせいと)文學界・女性読者有明淑(当時19歳)から太宰のもとに送付された日記が題材となっている
・新潮文庫『走れメロス』収録
8429歳1939(昭和14)年04月懶惰の歌留多(らんだのかるた)文藝新潮文庫『新樹の言葉』収録
8529歳1939(昭和14)年05月愛と美について(あいとびについて)竹村書房刊新潮文庫『新樹の言葉』収録
8629歳1939(昭和14)年05月09~11日当選の日(とうせんのひ)國民新聞・「國民新聞」の短編コンクールで「黄金風景」が上林暁寒鮒(かんぶな)」と共に当選したことを書いたエッセイ
・ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
8729歳1939(昭和14)年05月15日正直ノオト(しょうじきノート)帝國大學新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
8829歳1939(昭和14)年05月20日花燭(かしょく)書き下ろし・『愛と美について』竹村書房
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
8929歳1939(昭和14)年05月20日秋風記(しゅうふうき)書き下ろし・『愛と美について』竹村書房
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
9029歳1939(昭和14)年05月20日新樹の言葉(しんじゅのことば)書き下ろし・『愛と美について』竹村書房
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
9129歳1939(昭和14)年05月20日火の鳥(ひのとり)書き下ろし・『愛と美について』竹村書房
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
9230歳1939(昭和14)年06月春昼(しゅんちゅう)月刊文章ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
9330歳1939(昭和14)年06月葉桜と魔笛(はざくらとまてき)若草新潮文庫『新樹の言葉』収録
9430歳1939(昭和14)年07月「人間キリスト記」その他(「にんげんキリストき」そのた)新小説 初夏随筆号ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
9530歳1939(昭和14)年07月ラロシフコー(ラロシフコー)作品ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
9630歳1939(昭和14)年08月畜犬談(ちくけんだん)文學者新潮文庫『きりぎりす』収録
9730歳1939(昭和14)年08月八十八夜(はちじゅうはちや)新潮新潮文庫『新樹の言葉』収録
9830歳1939(昭和14)年09月座興に非ず(ざきょうにあらず)文學者新潮文庫『津軽通信』収録
9930歳1939(昭和14)年10月ア、秋(ア、あき)若草新潮文庫『津軽通信』収録
10030歳1939(昭和14)年10月美少女(びしょうじょ)月刊文章新潮文庫『新樹の言葉』収録
10130歳1939(昭和14)年11月おしゃれ童子(おしゃれどうじ)婦人畫報新潮文庫『きりぎりす』収録
10230歳1939(昭和14)年11月デカダン抗議(デカダンこうぎ)文藝世紀新潮文庫『津軽通信』収録
10330歳1939(昭和14)年11月皮膚と心(ひふとこころ)文學界新潮文庫『きりぎりす』収録
10430歳1939(昭和14)年12月市井喧争(しせいけんそう)文藝日本新潮文庫『もの思う葦』収録
10530歳1940(昭和15)年01~06月女の決闘(おんなのけっとう)月刊文章新潮文庫『新ハムレット』収録
10630歳1940(昭和15)年01月兄たち(あにたち)婦人畫報・原題「美しい兄たち」
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
10730歳1940(昭和15)年01月(かもめ)知性新潮文庫『きりぎりす』収録
10830歳1940(昭和15)年01月困惑の弁(こんわくのべん)懸賞界ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
10930歳1940(昭和15)年01月俗天使(ぞくてんし)新潮新潮文庫『新樹の言葉』収録
11030歳1940(昭和15)年01月女人訓戒(にょにんくんかい)作品倶楽部新潮文庫『津軽通信』収録
11130歳1940(昭和15)年01月春の盗賊(はるのとうぞく)文藝日本新潮文庫『新樹の言葉』収録
11230歳1940(昭和15)年01月25日心の王者(こころのおうじゃ)三田新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
11330歳1940(昭和15)年01月30日~02月01日このごろ(このごろ)國民新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
11430歳1940(昭和15)年02月鬱屈禍(うっくつか)帝國大學新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
11530歳1940(昭和15)年02月駈込み訴え(かけこみうったえ)中央公論新潮文庫『走れメロス』収録
11630歳1940(昭和15)年03月老ハイデルベルヒ(アルトハイデルベルヒ)婦人畫報・作品名は古き(良き)ハイデルベルクという意味で、ドイツのマイアーフェルスターの演劇から付けられた題名
・「老」はドイツ語で「アルト」
・新潮文庫『もの思う葦』収録
11730歳1940(昭和15)年03月酒ぎらい(さけぎらい)知性新潮文庫『もの思う葦』収録
11830歳1940(昭和15)年03月諸君の位置(しょくんのいち)月刊文化學院ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
11930歳1940(昭和15)年03月知らない人(しらないひと)書物展望ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
12030歳1940(昭和15)年03月無趣味(むしゅみ)新潮ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
12130歳1940(昭和15)年03月25~27日作家の像(さっかのぞう)都新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
12230歳1940(昭和15)年04月義務(ぎむ)文學者
12330歳1940(昭和15)年04月善蔵を思う(ぜんぞうをおもう)不明・善蔵とは青森県弘前市出身で明治後半~昭和初期の作家、葛西善蔵のこと
・新潮文庫『きりぎりす』収録
12430歳1940(昭和15)年04月誰も知らぬ(だれもしらぬ)若草新潮文庫『新樹の言葉』収録
12530歳1940(昭和15)年05月走れメロス(はしれメロス)新潮新潮文庫『走れメロス』収録
12630歳1940(昭和15)年06月02日自信の無さ(じしんのなさ)東京朝日新聞
12731歳1940(昭和15)年06月国技館(こくぎかん)相撲ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
12831歳1940(昭和15)年06月古典風(こてんふう)知性新潮文庫『新ハムレット』収録
12931歳1940(昭和15)年06月三月三十日(さんがつさんじゅうにち)満州生活必需品会社の機関紙・初出に関しては推定で確実ではない
・ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
13031歳1940(昭和15)年年06月01日『思ひ出』序(『おもいで』じょ)人文書院刊
13131歳1940(昭和15)年07~12月乞食学生(こじきがくせい)若草新潮文庫『新ハムレット』収録
13231歳1940(昭和15)年07月盲人独笑(もうじんどくしょう)新風新潮文庫『お伽草紙』収録
13331歳1940(昭和15)年07月六月十九日(ろくがつじゅうくにち)博浪沙ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
13431歳1940(昭和15)年08月15日貪婪禍(どんらんか)京都帝國大學新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
13531歳1940(昭和15)年09月自作を語る(じさくをかたる)月刊文章新潮文庫『もの思う葦』収録
13631歳1940(昭和15)年09月失敗園(しっぱいえん)東西新潮文庫『津軽通信』収録
13731歳1940(昭和15)年10月一燈(いっとう)文藝世紀新潮文庫『津軽通信』収録
13831歳1940(昭和15)年10月パウロの混乱(パウロのこんらん)現代文學ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
13931歳1940(昭和15)年10月砂子屋(まなごや)文筆ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
14031歳1940(昭和15)年11月きりぎりす(きりぎりす)新潮新潮文庫『きりぎりす』収録
14131歳1940(昭和15)年11月リイズ(リイズ)「短編ラヂオ小説」台本・原題「ある畫家の母」
・新潮文庫『津軽通信』収録
14231歳1940(昭和15)年11月25日かすかな声(かすかなこえ)帝國大學新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
14331歳1940(昭和15)年12月15日田中君に就いて(たなかくんについて)『オリンポスの果實』高山書院刊田中英光著『オリムポスの果実』序
14431歳1940(昭和15)年12~06月ろまん燈籠(ろまんどうろう)婦人畫報新潮文庫『ろまん燈籠』収録
14531歳1941(昭和16)年01月青森(あおもり)月刊東奥新潮文庫『もの思う葦』収録
14631歳1941(昭和16)年01月五所川原(ごしょがわら)西北新報・初出誌に関しては推定で確実ではない
・新潮文庫『もの思う葦』収録
14731歳1941(昭和16)年01月佐渡(さど)公論新潮文庫『きりぎりす』収録
14831歳1941(昭和16)年01月弱者の糧(じゃくしゃのかて)日本映畫新潮文庫『もの思う葦』収録
14931歳1941(昭和16)年01月清貧譚(せいひんたん)新潮新潮文庫『お伽草紙』収録
15031歳1941(昭和16)年01月東京八景(とうきょうはっけい)文學界新潮文庫『走れメロス』収録
15131歳1941(昭和16)年01月男女川と羽左衛門(みなのがわとうざえもん)都新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
15231歳1941(昭和16)年01月みみずく通信(みみずくつうしん)知性新潮文庫『ろまん燈籠』収録
15331歳1941(昭和16)年02月服装に就いて(ふくそうについて)文藝春秋新潮文庫『ろまん燈籠』収録
15431歳1941(昭和16)年05月03日『東京八景』あとがき(『とうきょうはっけい』あとがき)実業之日本社刊新潮文庫『走れメロス』収録
15532歳1941(昭和16)年06月千代女(ちよじょ)改造・作品名や作中に出てくる千代女は加賀千代女のこと
・新潮文庫『きりぎりす』収録
15632歳1941(昭和16)年06月容貌(ようぼう)博浪沙新潮文庫『もの思う葦』収録
15732歳1941(昭和16)年06月令嬢アユ(れいじょうアユ)新如苑新潮文庫『ろまん燈籠』収録
15832歳1941(昭和16)年06月20日「晩年」と「女生徒」(「ばんねん」と「じょせいと」)文筆 夏季版
15932歳1941(昭和16)年07月新ハムレット(しんハムレット)文藝春秋社刊・初の書下ろし長編小説
・新潮文庫『新ハムレット』収録
16032歳1941(昭和16)年07月10日私の著作集(わたしのちょさくしゅう)日本學藝新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
16132歳1941(昭和16)年10月15日世界的(せかいてき)早稻田大學新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
16232歳1941(昭和16)年11月風の便り(かぜのたより)文學界新潮文庫『きりぎりす』収録
16332歳1941(昭和16)年12月(だれ)知性新潮文庫『ろまん燈籠』収録
16432歳1941(昭和16)年12月02日私信(ししん)都新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
16532歳1942(昭和17)年01月或る忠告(あるちゅうこく)新潮新潮文庫『もの思う葦』収録
16632歳1942(昭和17)年01月新郎(しんろう)新潮新潮文庫『ろまん燈籠』収録
16732歳1942(昭和17)年01月(はじ)婦人畫報新潮文庫『ろまん燈籠』収録
16832歳1942(昭和17)年01月05日食通(しょくつう)博浪沙ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
16932歳1942(昭和17)年02月十二月八日(じゅうにがつようか)婦人公論・「12月8日の大東亜戦争開戦に寄せて」参照
・新潮文庫『ろまん燈籠』収録
17032歳1942(昭和17)年02月律子と貞子(りつことさだこ)若草新潮文庫『地図 初期作品集』収録
17132歳1942(昭和17)年04月11日一問一答(いちもんいっとう)芸術新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
17232歳1942(昭和17)年05月水仙(すいせん)改造新潮文庫『きりぎりす』収録
17332歳1942(昭和17)年05月20日『老ハイデルベルヒ』序(『アルトハイデルベルヒ』じょ)竹村書房刊
17433歳1942(昭和17)年06月正義と微笑(せいぎとびしょう)錦城出版社刊・弟子の堤重久の実弟である堤康久の日記が題材となっている
・2番目の書き下ろし長編小説
・新潮文庫『パンドラの匣』収録
17533歳1942(昭和17)年06月待つ(まつ)創作集『女性』新潮文庫『新ハムレット』収録
17633歳1942(昭和17)年06月無題(むだい)現代文學ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
17733歳1942(昭和17)年06月30日『女性』あとがき(『じょせい』あとがき)博文館刊
17833歳1942(昭和17)年07月小さいアルバム(ちいさいアルバム)新潮新潮文庫『ろまん燈籠』収録
17933歳1942(昭和17)年07月13日小照(しょうしょう)『新日本文學全集第十四巻・坪井譲治集』
「月報第十六号」
ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
18033歳1942(昭和17)年08月炎天汗談(えんてんかんだん)芸術新聞ちくま文庫『太宰治全集 9』収録
18133歳1942(昭和17)年09月天狗(てんぐ)みつこし新潮文庫『もの思う葦』収録
18233歳1942(昭和17)年10月花火(はなび)(戦後改題)文藝・全文削除処分となり、1946(昭和21)年12月、新紀元社から刊行された創作集『薄明』に「日の出前」と改題して収録
・新潮文庫『きりぎりす』収録
18333歳1942(昭和17)年10月日の出前(ひのでまえ)文藝・全文削除処分となり、1946(昭和21)年12月、新紀元社から刊行された創作集『薄明』に「花火」から「日の出前」と改題して収録
・新潮文庫『きりぎりす』収録
18433歳1942(昭和17)年10月文盲自嘲(もんもうじちょう)ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
18533歳1942(昭和17)年11月『風の便り』あとがき(『かぜのたより』あとがき)利根書房刊
18633歳1942(昭和17)年12月禁酒の心(きんしゅのこころ)現代文學新潮文庫『ろまん燈籠』収録
18733歳1943(昭和18)年01月黄村先生言行録(おうそんせんせいげんこうろく)文學界新潮文庫『津軽通信』収録
18833歳1943(昭和18)年01月故郷(こきょう)新潮新潮文庫『走れメロス』収録
18933歳1943(昭和18)年01月10日『富嶽百景』序(『ふがくひゃっけい』じょ)新潮社刊
19033歳1943(昭和18)年04月鉄面皮(てつめんぴ)文學界新潮文庫『ろまん燈籠』収録
19134歳1943(昭和18)年06月帰去来(ききょらい)八雲新潮文庫『走れメロス』収録
19234歳1943(昭和18)年07月わが愛好する言葉(わがあいこうすることば)現代文學新潮文庫『もの思う葦』収録
19334歳1943(昭和18)年09月右大臣実朝(うだいじんさねとも)錦城出版社刊・書き下ろし長編小説
・新潮文庫『惜別』収録
19434歳1943(昭和18)年10月金銭の話(きんせんのはなし)雜誌日本ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
19534歳1943(昭和18)年10月作家の手帖(さっかのてちょう)文庫新潮文庫『ろまん燈籠』収録
19634歳1943(昭和18)年10月不審庵(ふしんあん)文藝世紀新潮文庫『津軽通信』収録
19734歳1944(昭和19)年01月佳日(かじつ)改造1944(昭和19)年09月に「四つの結婚」として東宝で映画化されている
・新潮文庫『ろまん燈籠』収録
19834歳1944(昭和19)年01月裸川(はだかがわ)新潮1945(昭和20)年01月『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
19934歳1944(昭和19)年01月横綱(よこづな)東京新聞ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
20034歳1944(昭和19)年03月散華(さんげ)新若人新潮文庫『ろまん燈籠』収録
20134歳1944(昭和19)年04月芸術ぎらい(げいじゅつぎらい)映画評論新潮文庫『もの思う葦』収録
20234歳1944(昭和19)年05月義理(ぎり)文藝・原題「武家義理物語」
1945(昭和20)年01月『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
20334歳1944(昭和19)年05月武家義理物語(ぶけぎりものがたり)文藝1945(昭和20)年01月に生活社より刊行された『新釈諸国噺』に「義理」と改題して収録
・新潮文庫『お伽草紙』収録
20434歳1944(昭和19)年05月雪の夜の話(ゆきのよのはなし)少女の友新潮文庫『ろまん燈籠』収録
20535歳1944(昭和19)年08月東京だより(とうきょうだより)文學報国新潮文庫『ろまん燈籠』収録
20635歳1944(昭和19)年08月花吹雪(はなふぶき)佳日1943(昭和18)年07月『改造』には掲載されず、翌年08月に刊行された創作集『佳日』に収録
・新潮文庫『津軽通信』収録
20735歳1944(昭和19)年08月頃郷愁(きょうしゅう)・「津村信夫追悼録」に執筆(刊行なし)
・ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
20835歳1944(昭和19)年09月貧の意地(ひんのいじ)文藝世紀1945(昭和20)年01月『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
20935歳1944(昭和19)年10月純真(じゅんしん)東京新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
21035歳1944(昭和19)年10月人魚の海(にんぎょのうみ)新潮1945(昭和20)年01月『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
21135歳1944(昭和19)年11月女族(じょぞく)書き下ろし・原題「髭侯の大尽」
・『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
21235歳1944(昭和19)年11月髭侯の大尽(ひげそうろうのだいじん)月刊東北1945(昭和20)年01月に生活社より刊行された『新釈諸国噺』に「女賊」と改題して収録
・新潮文庫『お伽草紙』収録
21335歳1944(昭和19)年11月15日津軽(つがる)『新風土記叢書7 津輕』小山書店・4番目の書下ろし長編小説
・新潮文庫『津軽』収録
21435歳1944(昭和19)年一つの約束(ひとつのやくそく)不明・初出誌は不明ながら、青森県の雑誌に発表されたと推測される
・新潮文庫『もの思う葦』収録
21535歳1945(昭和20)年01月猿塚(さるづか)書き下ろし・『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
21635歳1945(昭和20)年01月新釈諸国噺(しんしゃくしょこくばなし)生活社刊新潮文庫『お伽草紙』収録
21735歳1945(昭和20)年01月粋人(すいじん)書き下ろし・『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
21835歳1945(昭和20)年01月大力(だいりき)書き下ろし・『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
21935歳1945(昭和20)年01月破産(はさん)書き下ろし・『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
22035歳1945(昭和20)年01月遊興戒(ゆうきょうかい)書き下ろし・『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
22135歳1945(昭和20)年01月吉野山(よしのやま)書き下ろし・『新釈諸国噺』生活社
・新潮文庫『お伽草紙』収録
22235歳1945(昭和20)年04月竹青(ちくせい)文藝新潮文庫『お伽草紙』収録
22336歳1945(昭和20)年09月05日惜別(せきべつ)朝日新聞社刊内閣情報局日本文學報国会からの依頼を受けて執筆された5番目の書き下ろし長編小説
・実際の刊行は戦後だが、執筆は1944(昭和19)年で、翌年2月に脱稿
・新潮文庫『惜別』収録
22436歳1945(昭和20)年10~01月パンドラの匣(パンドラのはこ)河北新報・太宰の読者であった木村庄助の病床日記が題材となっている
1944(昭和19)年に執筆・脱稿していた「雲雀の声」が印刷所の空襲で消失、残っていたゲラ刷りから新聞小説として書き改めた
・戦後の1947(昭和22)年07月に「看護婦の日記」として大映で映画化されている
・映画で主演した関千恵子が太宰宅を訪問し、対談の中でペンネームの由来を尋ねているが、太宰は「友だちが考えてくれたんです」と答えている
・新潮文庫『パンドラの匣』収録
22536歳1945(昭和20)年10月浦島さん(うらしまさん)書き下ろし・『お伽草紙』筑摩書房
・新潮文庫『お伽草紙』収録
22636歳1945(昭和20)年10月お伽草紙(おとぎぞうし)筑摩書房刊・「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」の4篇
・新潮文庫『お伽草紙』収録
22736歳1945(昭和20)年10月カチカチ山(カチカチやま)書き下ろし・『お伽草紙』筑摩書房
・新潮文庫『お伽草紙』収録
22836歳1945(昭和20)年10月瘤取り(こぶとり)書き下ろし・『お伽草紙』筑摩書房
・新潮文庫『お伽草紙』収録
22936歳1945(昭和20)年10月舌切雀(したきりすずめ)書き下ろし・『お伽草紙』筑摩書房
・新潮文庫『お伽草紙』収録
23036歳1946(昭和21)年01月親という二字(おやというにじ)新風新潮文庫『津軽通信』収録
23136歳1946(昭和21)年01月(にわ)新小説新潮文庫『津軽通信』収録
23236歳1946(昭和21)年02月(うそ)新潮新潮文庫『津軽通信』収録
23336歳1946(昭和21)年02月貨幣(かへい)婦人朝日新潮文庫『地図 初期作品集』収録
23436歳1946(昭和21)年03月やんぬる哉(やんぬるかな)月刊読売新潮文庫『津軽通信』収録
23536歳1946(昭和21)年04月十五年間(じゅうごねんかん)文化展望新潮文庫『グッド・バイ』収録
23636歳1946(昭和21)年05月返事(へんじ)東西新潮文庫『もの思う葦』収録
23736歳1946(昭和21)年05月未帰還の友に(みきかんのともに)潮流・太宰治の門下「戸石泰一」がモデル
・新潮文庫『津軽通信』収録
23836歳1946(昭和21)年05月15日津軽地方とチエホフ(つがるちほうとチエホフ)アサヒグラフちくま文庫『太宰治全集 10』収録
23937歳1946(昭和21)年06月苦悩の年鑑(くのうのねんかん)新文藝新潮文庫『グッド・バイ』収録
24037歳1946(昭和21)年06月政治家と家庭(せいじかとかてい)東奥日報新潮文庫『もの思う葦』収録
24137歳1946(昭和21)年06月冬の花火(ふゆのはなび)展望新潮文庫『グッド・バイ』収録
24237歳1946(昭和21)年07月(うみ)文學通信新潮文庫『もの思う葦』収録
24337歳1946(昭和21)年07月チャンス(チャンス)藝術新潮文庫『津軽通信』収録
24437歳1946(昭和21)年09月春の枯葉(はるのかれは)人間新潮文庫『グッド・バイ』収録
24537歳1946(昭和21)年10月(すずめ)思潮新潮文庫『津軽通信』収録
24637歳1946(昭和21)年12月親友交歓(しんゆうこうかん)新潮新潮文庫『ヴィヨンの妻』収録
24737歳1946(昭和21)年12月男女同権(だんじょどうけん)改造新潮文庫『グッド・バイ』収録
24837歳1946(昭和21)年12月薄明(はくめい)新紀元社刊新潮文庫『グッド・バイ』収録
24937歳1947(昭和22)年01月新しい形の個人主義(あたらしいかたちのこじんしゅぎ)月刊東奥新潮文庫『もの思う葦』収録
25037歳1947(昭和22)年01月織田君の死(おだくんのし)東京新聞・織田君とは織田作之助のこと
・新潮文庫『もの思う葦』収録
25137歳1947(昭和22)年01月同じ星(おなじほし)ちくま文庫『太宰治全集 10』収録
25237歳1947(昭和22)年01月トカトントン(トカトントン)群像新潮文庫『ヴィヨンの妻』収録
25337歳1947(昭和22)年01月メリイクリスマス(メリイクリスマス)中央公論・疎開先の生家、青森県北津軽郡金木町(現・五所川原市)から帰京して発表した第1作目
・新潮文庫『グッド・バイ』収録
25437歳1947(昭和22)年01月20日『猿面冠者』あとがき(『さるめんかんじゃ』あとがき)鎌倉文庫刊
25537歳1947(昭和22)年03月ヴィヨンの妻(ヴィヨンのつま)展望新潮文庫『ヴィヨンの妻』収録
25637歳1947(昭和22)年03月(はは)新潮新潮文庫『ヴィヨンの妻』収録
25737歳1947(昭和22)年04月(ちち)人間新潮文庫『ヴィヨンの妻』収録
25837歳1947(昭和22)年05月女神(めがみ)日本小説新潮文庫『津軽通信』収録
25938歳1947(昭和22)年06月『姥捨』あとがき(『うばすて』あとがき)ポリゴン書房刊
26038歳1947(昭和22)年06月25日『パンドラの匣』あとがき(『パンドラのはこ』あとがき)双英書房刊
26138歳1947(昭和22)年07~10月斜陽(しゃよう)新潮新潮文庫『斜陽』収録
26238歳1947(昭和22)年07月(あさ)新思潮新潮文庫『グッド・バイ』収録
26338歳1947(昭和22)年07月フォスフォレッスセンス(フォスフォレッスセンス)日本小説新潮文庫『グッド・バイ』収録
26438歳1947(昭和22)年07月10日『ろまん燈籠』序(『ろまんどうろう』じょ)用力社刊
26538歳1947(昭和22)年10月おさん(おさん)改造新潮文庫『ヴィヨンの妻』収録
26638歳1947(昭和22)年10月05日『女神』あとがき(『めがみ』あとがき)白文社刊
26738歳1947(昭和22)年11月わが半生を語る(わがはんせいをかたる)小説新潮新潮文庫『もの思う葦』収録
26838歳1947(昭和22)年11月17日小志(しょうし)朝日新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
26938歳1948(昭和23)年01月かくめい(かくめい)ろまねすく新潮文庫『もの思う葦』収録
27038歳1948(昭和23)年01月饗応夫人(きょうおうふじん)新潮文庫『グッド・バイ』収録
27138歳1948(昭和23)年01月酒の追憶(さけのついおく)地上新潮文庫『津軽通信』収録
27238歳1948(昭和23)年01月犯人(はんにん)中央公論新潮文庫『津軽通信』収録
27338歳1948(昭和23)年03月小説の面白さ(しょうせつのおもしろさ)個性新潮文庫『もの思う葦』収録
27438歳1948(昭和23)年03月如是我聞(にょぜがもん)新潮新潮文庫『二十世紀旗手』収録
27538歳1948(昭和23)年03月眉山(びざん)小説新潮新潮文庫『グッド・バイ』収録
27638歳1948(昭和23)年03月美男子と煙草(びだんしとたばこ)日本小説新潮文庫『グッド・バイ』収録
27738歳1948(昭和23)年03月・06月・09月・11月『井伏鱒二選集』後記(『いぶせますじせんしゅう』こうき)新潮文庫『もの思う葦』収録
27838歳1948(昭和23)年04月女類(じょるい)八雲新潮文庫『グッド・バイ』収録
27938歳1948(昭和23)年04月徒党について(ととうについて)文藝時代新潮文庫『もの思う葦』収録
28038歳1948(昭和23)年04月渡り鳥(わたりどり)群像新潮文庫『グッド・バイ』収録
28138歳1948(昭和23)年05月桜桃(おうとう)世界新潮文庫『ヴィヨンの妻』収録
28238歳1948(昭和23)年06月豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説(とよしまよしおちょ『たかおざんげ』かいせつ)新潮文庫『もの思う葦』収録
28338歳1948(昭和23)年06月人間失格(にんげんしっかく)展望・6月13日深更に山崎富栄と入水自殺
・新潮文庫『人間失格』収録
28438歳1948(昭和23)年07月グッド・バイ(グッド・バイ)朝日評論山崎富栄と入水自殺のため絶筆
・新潮文庫『グッド・バイ』収録
28538歳1948(昭和23)年07月「グッド・バイ」作者の言葉(「グッド・バイ」さくしゃのことば)朝日新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
28638歳1948(昭和23)年07月黒石の人たち(くろいしのひとたち)月刊讀物・ちくま文庫『太宰治全集 9』収録
・「黒石」とは、現在の青森県黒石市のこと
28738歳1948(昭和23)年08月家庭の幸福(かていのこうふく)中央公論・太宰の死後に掲載
・新潮文庫『ヴィヨンの妻』収録
288没後06年1954(昭和29)年07月大恩は語らず(だいおんはかたらず)文章倶樂部1940(昭和15)年『婦人公論』に掲載されるはずが掲載されず、没後『文章倶樂部』に掲載された
・ちくま文庫『太宰治全集 9』収録
289没後08年1956(昭和31)年09月「惜別」の意図(「せきべつ」のいと)筑摩書房刊日本文學報国会大東亜共同宣言1943(昭和18)年11月06日)の五原則を主題とする文学作品化を図り、太宰が候補者の一人に選定された。翌1944(昭和19)年02月03日の協議会の決定を受けて10日頃までに執筆され、内閣情報局日本文學報国会小説部会に提出された執筆計画書(※一般に本作が下書きと考えられているのは、この執筆計画と完成した原稿の内容が大きく違っているからであると思われる)
・生前には出版されず、筑摩書房『太宰治全集 第12巻』に収録された
290没後10年1958(昭和33)年 掲載月日不明(はる)東京新聞1945(昭和20)年に執筆されたが雑誌刊行がなく、没後に東京新聞に掲載されたのが初出
・新潮文庫『もの思う葦』収録
291没後29年1977(昭和52)年06月13日雨の玉川心中(あめのたまがわしんじゅう)真善美研究所刊山崎富栄
・学陽書房『太宰治との愛と死のノート―雨の玉川心中とその真実』(山崎富栄著・長篠康一郎編)参照

太宰治作品年表について  

本作品年表は、次の文庫から作品を収集・結合・整理したもので、太宰治全作品の年表ではない

本作品年表では、現代人が普通に使っている満年齢を採用し、太宰治が作品を発表した年齢とその初出日を西暦と和暦で表示する。
これは可能な限り正確を期すためでもあるが、「初出誌」の発売日が分かっている場合には有効なものの、実際には「初出日」の日にちまで分かっているケースが少ないため、太宰の誕生月である6月以降が初出日(初出月)ならば、満年齢に達したものとしている。
ゆえに、作品の初出日がザックリと年単位の作品年表の場合は数え年でしか年齢計算ができないため、本作品年表での年齢と異なる場合がある。
なお「没後年」は、太宰が死亡した1948(昭和23)年を「没後0年」として起算している。
これは伝統的かつ一般的に享年が使われているためで、必然的に没後年は数え年で計算する必要がある。
また、「作品名」が外部リンクになっている場合は、クリック(タップ)するとえあ草紙・青空図書館青空文庫の当該作品ページを別窓で開き、画面の左端または右端をクリック(タップ)することでページがめくれるようにしている。
これについては、太宰治作品一覧(青空文庫)ページの「留意点と注意事項」の章を参照されたい。

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