タグ:管理人「一日の労苦」, 2024(令和06)年, 白百合忌, 桜桃忌, 安吾忌, 憂国忌, 近況報告
2024/12/19
18歳から毎年「桜桃忌」に参加している私だったが、今年は「桜桃忌」で三鷹に行くことも、当然ながら「白百合忌」で文京区に行くことも出来なかった。
それもこれも、ここ3年ほどずっと体調を崩しており、今年は特にそれが顕著で、無理して行くと必ず行き倒れになって誰かしらに迷惑をかけてしまうのが明白だったからだ。
それどころか、今年はやはり坂口安吾の「安吾忌」(注:リンク先の内容は2022年のもの)も、三島由紀夫の「憂国忌」にも参加することが出来ないほどで、毎年参加している文学忌の参加が全滅という惨憺たる有り様だった。
今年の「安吾忌」に関しては、桐生「安吾を語る会」の主催で合体して行われることになり、群馬県桐生市で行われることになった、という去年の案内を今年の開催案内だと勘違いしていた(これは後で分かって激しく後悔した)。
2月は体調面ではまだ良かったが、とても桐生まで往復するほどの体力はなかったから「こりゃ無理だ」と諦めたのである。
また、「憂国忌」は主催団体である三島由紀夫研究会の会員でありながら、11月は体調不良で寝込んでいたため、3年連続で不参加という不名誉っぷりを晒してしまった。
6月に「白百合忌」と「桜桃忌」に行けなくても、体調が回復したらその時に行けばいい。
そうだ、白百合は夏の花だから、白百合の時期が終わるまでには行こう。
そう思っていたが、体調が回復しないまま8月に緊急入院するハメとなり、無理やり退院したものの再入院となったたため、その思いを遂げることが出来なかった。
この辺については先日メインサイトに記事を書いたので、良かったら参照してほしい。
「お洒落で素敵なステッキ、だと?」
若い人に限らず、足腰の弱った高齢者や足腰が悪い歩行困難者以外に、誰が興味を持つんだよ?と思われるだろう。
本サイトで、しかもこのような駄文を読んでくれるような読者は、当然のように(?)太宰がステッキを持っていたのを知っているに違いない。
そして坂口安吾も好きな読者は、安吾がステッキ愛好家だったことも知っているハズだ。
毎年「桜桃忌」と「安吾忌」に参加するようなイカレた漢が、記事で太宰と安吾を取り上げないワケないじゃんw
騙されたと思って上記の記事を最後まで読んでもらえると、私の意図が伝わると思う。
さて、そんなこんなで実は先月、病院(地元の大きな中央総合病院)に通院する予約が入っていたが、「憂国忌」に参加できない人間が病院になんか行けるハズがない(逆じゃね?というツッコミは無用
11月は体調不良ウンヌンと大雑把に書いたが、その実は激しい胃痛により(私は胃潰瘍と十二指腸潰瘍を30年以上も患っているプロである)、嘔吐と下痢に苦しめられ、布団の中でウンウン唸る以外に何も出来なかった。
しかも私は極度の不眠症で、つい数年前までは安吾や田中英光よろしく多量の睡眠導入剤をツマミに酒を呑んで眠っていたぐらいだから、普通に2日や3日は眠れない。
つまり、眠っていない時の2~3日は胃痛・嘔吐・下痢に苦しめられ続けるという、地獄の毎日だ。眠れても3時間程度ウトウトするだけだから、とても眠った内には入らない。
それが一週間から10日単位で断続的に続く。もう、殺してくれ!とさえ思う。
それでも私は藁にも縋る人生の希望を捨てないから、しぶとく耐えに耐えて少しずつ回復しようと努力し、やっと今月に入って小康を得て危機を脱した。
そこで病院に電話して再度予約を入れたが、またもや小康が破れて同じ体調不良に見舞われてしまい、予約の日に通院することが出来なかった。
「最悪、救急車で」と、考えなくもなかった。
だが、そうすると恐らく再入院は確実で、年末年始を病棟で過ごすことになるだろう。
どうぜ自宅にいたところで年末年始といってもこんな状態じゃ酒は呑めないが、パソコンが使えずタバコも吸えず、好きな本もロクに読めない牢獄(病棟)に行きたいとは思わない。
そこで何とか踏ん張って回復これに努め、予約は取れなかったものの本日(12/19)どうにかして病院に行くことが出来た。
看「確認のため、お名前と生年月日をお願いします」
私「木村拓哉です!( ー`дー´)キリッ」
看「あはははは!もう!◯◯さんでしょー?w」
看「アルコールでカブれたりしませんかー?」
私「むしろ呑む方が大好きですw」
看「じゃあ、大丈夫ですねw」
私「・・・そんなに血ぃ採るの?後で輸血してもらわなくちゃなw」
看「もう!ムチャ言わないで下さいw」
いかに私の 知性が疑われようと 痴性が全開であろうと、それが実に下らない事であってもお互い笑って笑顔になるなら、それでいいではないか。
太宰ほどではないにせよ、これが病気で辛くてしかも胃が痛い私の、精一杯の哀しいM・Cっぷりなのだ。
いや、M・Cというよりは、ステッキを持った変態中年紳士といったところか。
年齢を重ねることは、若い人が思うほど悪いものではない。
諦めることは、決して非難されることではない。
そして人生、悪いことばかりではない。
やれる事をやれる範囲で、誠実に精一杯やるだけのことだ。
いつか、良いこともあるだろう。
なかなか本サイトの更新が出来ないでいるものの、私は何とか生きております。
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