聖地巡礼の旅 準備編


タグ聖地巡礼の旅, 1995(平成07)年, 太宰治没後55年


 
聖地巡礼の旅 1995(平成07)年07月当時の津軽鉄道「金木駅」
 

1995(平成07)年07月某日  

仕事での出張は別にしても、私はそれまで旅行などしない人間で(今でも滅多に旅行はしないが)「なんで旅行業界向けの業務パッケージを開発しているんだろう?」とは思っていた。
親しい友人と日帰りの小旅行すらしたことがないのに、宿泊を伴う一人旅なんて今回が初めてだ。
そこで、いつ旅先で行程が狂っても大丈夫なように『ポケット時刻表』と、簡単な東北地方の案内書である『ブルーガイドバック東北』を購入した。

当時購入した『ポケット時刻表』と『ブルーガイドバック東北』

今でも持っているハズ」と発掘作業をしてみたが、残念ながら現物の本は出て来なかった。
そこで画像は小さいが、2003年頃にDoblogというブログサービスで使っていたブログ画像がNAS(ナス:Network Attached Strage)に残っていため、参考程度に載せておこう。
さて、20日からの行程予定表をB5ノートに書いておこうと、『ポケット時刻表』を開いてみると・・・
あり?時刻表ってどう読むの? ( ´;゚;∀;゚;)
結局、時刻表の読み方を開発プロジェクトのメンバーに「◯◯さんは旅行業のシステムを開発してるのに!?」と大いに呆れられながらも、なんとか教えてもらった。

1995(平成07)年07月20日~翌21日 行程予定表  

当時は、新潟・会津若松・郡山・いわき以北の地域のJR路線(特急も含むが新幹線の場合は別途料金)を10日間自由に周遊できる「東北周遊券」が販売されていた。

東北周遊券(B)

券面を見ると「東北周遊券(B)」となっているから、「B寝台料金込みだったのかな?」と思わなくもないが、詳細は忘れた。
この周遊券があれば、都内から東北のJR各線に乗り放題だし、JRバス料金も半額になる。
当時はこれで22,650円安いと思ったが、考えてみれば目的地は決まっているのだし、別にあっちこっちと周遊するワケでもなかったから、今にして思えば高かったかも知れない。
ともあれ、私が作成した行程予定表は次の通りだ。

駅名発着路線・見学予定・その他
上野22:23発東海道本線「はくつる」
盛岡05:31着啄木新婚の家
盛岡城址公園(岩手公園) ※啄木の歌碑がある
09:21発東北本線
渋民09:38着・愛宕の森(啄木歌碑)
石川啄木記念館
・啄木公園(啄木歌碑)
12:16発東北本線
盛岡12:34着
12:41発東北本線「はつかり」
青森14:55着
15:00発奥羽本線
川部15:35着
15:38発五能線
五所川原16:10着
16:29発津軽五所川原駅から津軽鉄道
金木17:57着
18:10頃斜陽館チェックイン予定

せっかく岩手まで行くのだから、花巻で宮沢賢治の足跡を辿るのもアリだ。
しかし、盛岡から花巻まで南下してしまうと目的地の斜陽館までの所要時間がかかってしまうため、同じぐらい好きな石川啄木の足跡を辿ることにしたのだ。
どうせ気楽な一人旅だからザックリと行程予定を組んでおいて、後は野となれ山となれ、だ。

 


コメントはありません。 Comments/聖地巡礼の旅/1995/0700




人気上位6ページ

今日の人気上位6ページ


ページトップボタン