太宰治作品一覧（ちくま文庫『太宰治全集』）

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太宰治作品一覧（ちくま文庫『太宰治全集』）
 

ちくま文庫『太宰治全集』作品一覧（50音順）  

No50音作品名初出日初出誌収録書名備考
1あア、秋(ア、あき)1939(昭和14)年10月若草太宰治全集 3
2あ青森(あおもり)1941(昭和16)年01月月刊東奥太宰治全集 10
3あ秋(あき)1941(昭和16)年11月文藝新潮文庫『きりぎりす』収録
4あI can speak(アイ キャン スピーク)1939(昭和14)年02月若草太宰治全集 3
5あ愛と美について(あいとびについて)1939(昭和14)年05月竹村書房刊太宰治全集 1
6あ赤い太鼓(あかいたいこ)1945(昭和20)年01月書き下ろし太宰治全集 6「新釈諸国噺」所収
7あ朝(あさ)1947(昭和22)年07月新思潮太宰治全集 9
8ああさましきもの(あさましきもの)1937(昭和12)年03月若草太宰治全集 2
9あ新しい形の個人主義(あたらしいかたちのこじんしゅぎ)1947(昭和22)年01月月刊東奥太宰治全集 10
10あ兄たち(あにたち)1940(昭和15)年01月婦人畫報太宰治全集 3原題「美しい兄たち」
11あ或る忠告(あるちゅうこく)1942(昭和17)年01月新潮太宰治全集 9
12あ老ハイデルベルヒ(アルトハイデルベルヒ)1940(昭和15)年03月婦人畫報太宰治全集 3・作品名は古き（良き）ハイデルベルクという意味で、ドイツのマイアーフェルスターの演劇から付けられた題名
・「老」はドイツ語で「アルト」
13あ哀蚊(あわれが)1929(昭和04)年10月弘高新聞太宰治全集 1・「小菅銀吉」名義で発表
・「晩年」所収「葉」に組み込まれている
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
14い一日の労苦(いちにちのろうく)1938(昭和13)年03月新潮太宰治全集 10
15い一問一答(いちもんいっとう)1942(昭和17)年04月11日芸術新聞太宰治全集 10
16い一燈(いっとう)1940(昭和15)年10月文藝世紀新潮文庫『津軽通信』収録
17い田舎者(いなかもの)1933(昭和08)年02月海豹通信太宰治全集 9初めて「太宰治」名義で発表した自己紹介文
19い一歩前進二歩退却(いっぽぜんしんにほたいきゃく)1938(昭和13)年08月文筆太宰治全集 10
20い陰火(いんか)1936(昭和11)年04月文藝太宰治全集 1・「晩年」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
21うヴィヨンの妻(ヴィヨンのつま)1947(昭和22)年03月展望太宰治全集 8
22う嘘(うそ)1946(昭和21)年02月新潮太宰治全集 8
23う右大臣実朝(うだいじんさねとも)1943(昭和18)年09月錦城出版社刊太宰治全集 6書き下ろし長編小説
24う鬱屈禍(うっくつか)1940(昭和15)年02月帝國大學新聞太宰治全集 9
25う姥捨(うばすて)1938(昭和13)年10月新潮太宰治全集 2
26う海(うみ)1946(昭和21)年07月文學通信太宰治全集 10
27う浦島さん(うらしまさん)1945(昭和20)年10月書き下ろし太宰治全集 7『お伽草紙』筑摩書房
28え炎天汗談(えんてんかんだん)1942(昭和17)年08月藝術新聞太宰治全集 9
29お黄金風景(おうごんふうけい)1939(昭和14)年03月國民新聞太宰治全集 2
30お黄村先生言行録(おうそんせんせいげんこうろく)1943(昭和18)年01月文學界太宰治全集 5
31お桜桃(おうとう)1948(昭和23)年05月世界太宰治全集 9この年の6月に山崎富栄と入水自殺
32お緒方氏を殺した者(おがたしをころしたもの)1938(昭和13)年08月日本浪曼派太宰治全集 10緒方氏とは『日本浪曼派』の創刊にも参加していて、没年からしても緒方隆士であると思われる
33おおさん(おさん)1947(昭和22)年10月改造太宰治全集 9
34おおしゃれ童子(おしゃれどうじ)1939(昭和14)年11月婦人畫報太宰治全集 3
35お織田君の死(おだくんのし)1947(昭和22)年01月東京新聞太宰治全集 10織田君とは織田作之助のこと
36おお伽草紙(おとぎぞうし)1945(昭和20)年10月筑摩書房刊太宰治全集 7｢瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」の4篇
37お音に就いて(おとについて)1937(昭和12)年01月早稻田大學新聞太宰治全集 10
38お同じ星(おなじほし)1947(昭和22)年01月鱒太宰治全集 10
39お思い出(おもいで)1933(昭和08)年04月・06月・07月海豹太宰治全集 1・「晩年」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
40お親という二字(おやというにじ)1946(昭和21)年01月新風太宰治全集 8
41お女の決闘(おんなのけっとう)1940(昭和15)年01～06月月刊文章太宰治全集 3
42か怪談(かいだん)1926(大正15)年12月蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
43かかくめい(かくめい)1948(昭和23)年01月ろまねすく太宰治全集 10
44か駈込み訴え(かけこみうったえ)1940(昭和15)年02月中央公論太宰治全集 3
45か佳日(かじつ)1944(昭和19)年01月改造太宰治全集 61944(昭和19)年09月に「四つの結婚」として東宝で映画化されている
46か花燭(かしょく)1939(昭和14)年05月書き下ろし・『愛と美について』竹村書房
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
47かかすかな声(かすかなこえ)1940(昭和15)年11月25日帝國大學新聞太宰治全集 10
48か風の便り(かぜのたより)1941(昭和16)年11月文學界太宰治全集 4
49かカチカチ山(カチカチやま)1945(昭和20)年10月書き下ろし太宰治全集 7『お伽草紙』筑摩書房
50か喝采(かっさい)1936(昭和11)年10月若草太宰治全集 2
51か家庭の幸福(かていのこうふく)1948(昭和23)年08月中央公論太宰治全集 9太宰の死後に掲載
52か貨幣(かへい)1946(昭和21)年02月婦人朝日太宰治全集 8
53か鴎(かもめ)1940(昭和15)年01月知性太宰治全集 3
54か彼は昔の彼ならず(かれはむかしのかれならず)1934(昭和09)年10月世紀太宰治全集 1・「晩年」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
55か彼等と其のいとしき母(かれらとそのいとしきはは)1928(昭和03)年09月細胞文藝 第4号・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
56か川端康成へ(かわばたやすなりへ)1935(昭和10)年10月文藝通信太宰治全集 9
57か玩具(がんぐ)1935(昭和10)年07月作品太宰治全集 1・「晩年」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
58き戯曲 虚勢(ぎきょく きょせい)1925(大正14)年08月不明・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
59き帰去来(ききょらい)1943(昭和18)年06月八雲太宰治全集 5
60き犠牲(ぎせい)1925(大正14)年11月蜃気楼 創刊号・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
61き逆行(ぎゃっこう)1935(昭和10)年02月文藝太宰治全集 1・「晩年」所収
・第1回芥川賞候補作
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
62き饗応夫人(きょうおうふじん)1948(昭和23)年01月光太宰治全集 9
63き狂言の神(きょうげんのかみ)1936(昭和11)年10月東陽太宰治全集 1
64き郷愁(きょうしゅう)1944(昭和19)年08月頃太宰治全集 10「津村信夫追悼録」に執筆（刊行なし）
65き虚構の春(きょこうのはる)1936(昭和11)年07月文學界太宰治全集 1
66き魚服記(ぎょふくき)1933(昭和08)年03月海豹太宰治全集 1・「晩年」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
67き魚服記に就て(ぎょふくきについて)1933(昭和08)年03月25日海豹通信太宰治全集 10新潮文庫では未収録
68き義理(ぎり)1944(昭和19)年05月文藝太宰治全集 6・原題「武家義理物語」
・「新釈諸国噺」所収
69ききりぎりす(きりぎりす)1940(昭和15)年11月新潮太宰治全集 4
70き禁酒の心(きんしゅのこころ)1942(昭和17)年12月現代文學太宰治全集 5
71き金銭の話(きんせんのはなし)1943(昭和18)年10月雜誌日本太宰治全集 10
72く九月十月十一月(くがつじゅうがつじゅういちがつ)1938(昭和13)年10月09日國民新聞太宰治全集 10
73く口紅(くちべに)1926(大正15)年09月青んぼ 創刊号・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
74くグッド・バイ(グッド・バイ)1948(昭和23)年07月朝日評論太宰治全集 9山崎富栄と入水自殺のため絶筆
75く「グッド・バイ」作者の言葉(「グッド・バイ」さくしゃのことば)1948(昭和23)年07月朝日新聞新潮文庫『もの思う葦』収録
76く苦悩の年鑑(くのうのねんかん)1946(昭和21)年06月新文藝太宰治全集 8
77く黒石の人たち(くろいしのひとたち)1948(昭和23)年07月月刊讀物太宰治全集 9「黒石」とは、現在の青森県黒石市のこと
78け芸術ぎらい(げいじゅつぎらい)1944(昭和19)年04月映画評論太宰治全集 10
79こ哄笑に至る(こうしょうにいたる)1926(大正15)年07月蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
80こ校長三代(こうちょうさんだい)1938(昭和13)年10月31日帝國大學新聞太宰治全集 10
81こ故郷(こきょう)1943(昭和18)年01月新潮太宰治全集 5
82こ国技館(こくぎかん)1940(昭和15)年06月相撲太宰治全集 10
83こ心の王者(こころのおうじゃ)1940(昭和15)年01月25日三田新聞太宰治全集 10
84こ乞食学生(こじきがくせい)1940(昭和15)年07～12月若草太宰治全集 3
85こ五所川原(ごしょがわら)1941(昭和16)年01月西北新報太宰治全集 10初出誌に関しては推定で確実ではない
86こ虎徹宵話(こてつしょうわ)1929(昭和04)年07月猟奇兵・同年12月に大幅改稿して『校友会雑誌』に発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
87こ古典風(こてんふう)1940(昭和15)年06月知性太宰治全集 3
88こ古典竜頭蛇尾(こてんりゅうとうだび)1936(昭和11)年05月文藝懇話会太宰治全集 10
89ここのごろ(このごろ)1940(昭和15)年01月30日～02月01日國民新聞太宰治全集 10
90こ此の夫婦(このふうふ)1928(昭和03)年12月校友会雑誌・「津島修治」名義で発表・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
91こ瘤(こぶ)1926(大正15)年05月蜃気楼・「辻島衆二」名義で発表・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
92こ瘤取り(こぶとり)1945(昭和20)年10月書き下ろし太宰治全集 6『お伽草紙』筑摩書房
93こ困惑の弁(こんわくのべん)1940(昭和15)年01月懸賞界太宰治全集 10
94さ最後の太閤(さいごのたいこう)1925(大正14)年03月不明新潮文庫『地図 初期作品集』収録
95さ座興に非ず(ざきょうにあらず)1939(昭和14)年09月文學者太宰治全集 3
96さ酒ぎらい(さけぎらい)1940(昭和15)年03月知性太宰治全集 10
97さ酒の追憶(さけのついおく)1948(昭和23)年01月地上太宰治全集 9
98さ作家の像(さっかのぞう)1940(昭和15)年03月25～27日都新聞太宰治全集 10
99さ作家の手帖(さっかのてちょう)1943(昭和18)年10月文庫太宰治全集 5
100さ佐渡(さど)1941(昭和16)年01月公論太宰治全集 4
101さ猿ヶ島(さるがしま)1935(昭和10)年09月号文學界太宰治全集 1・「晩年」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
102さ猿塚(さるづか)1945(昭和20)年01月書き下ろし太宰治全集 7「新釈諸国噺」所収
103さ猿面冠者(さるめんかんじゃ)1934(昭和09)年07月鷭晩年・「晩年」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
104さ三月三十日(さんがつさんじゅうにち)1940(昭和15)年06月満州生活必需品会社の機関紙太宰治全集 10初出に関しては推定で確実ではない
105さ散華(さんげ)1944(昭和19)年03月新若人太宰治全集 6
106し思案の敗北(しあんのはいぼく)1937(昭和12)年12月文藝太宰治全集 10
107し自作を語る(じさくをかたる)1940(昭和15)年09月月刊文章新潮文庫『もの思う葦』収録
108し私信(ししん)1941(昭和16)年12月02日都新聞太宰治全集 10
109し市井喧争(しせいけんそう)1939(昭和14)年12月文藝日本太宰治全集 10
110し舌切雀(したきりすずめ)1945(昭和20)年10月書き下ろし太宰治全集 6『お伽草紙』筑摩書房
111し失敗園(しっぱいえん)1940(昭和15)年09月東西太宰治全集 3
112し弱者の糧(じゃくしゃのかて)1941(昭和16)年01月日本映畫太宰治全集 10
113し斜陽(しゃよう)1947(昭和22)年07～10月新潮太宰治全集 9
114し十五年間(じゅうごねんかん)1946(昭和21)年04月文化展望太宰治全集 8
115し十二月八日(じゅうにがつようか)1942(昭和17)年02月婦人公論太宰治全集 5「12月8日の大東亜戦争開戦に寄せて」参照
116し秋風記(しゅうふうき)1939(昭和14)年05月書き下ろし・『愛と美について』竹村書房
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
117し純真(じゅんしん)1944(昭和19)年10月東京新聞太宰治全集 10
118し春昼(しゅんちゅう)1939(昭和14)年06月月刊文章太宰治全集 10
119し小志(しょうし)1947(昭和22)年11月17日朝日新聞太宰治全集 10
120し正直ノオト(しょうじきノート)1939(昭和14)年05月15日帝國大學新聞太宰治全集 10
121し小照(しょうしょう)1942(昭和17)年07月13日『新日本文學全集第十四巻・坪井譲治集』
「月報第十六号」		太宰治全集 10
122し将軍(しょうぐん)1926(大正15)年06月蜃気楼新潮文庫『地図 初期作品集』収録
123し掌劇 名君(しょうげき めいくん)1927(昭和02)年02月不明新潮文庫『地図 初期作品集』収録
124し食通(しょくつう)1942(昭和17)年01月05日博浪沙太宰治全集 10
125し諸君の位置(しょくんのいち)1940(昭和15)年03月月刊文化學院太宰治全集 10
126し女生徒(じょせいと)1939(昭和14)年04月文學界太宰治全集 2女性読者有明淑（当時19歳）から太宰のもとに送付された日記が題材となっている
127し小説の面白さ(しょうせつのおもしろさ)1948(昭和23)年03月個性太宰治全集 10
128し女族(じょぞく)1944(昭和19)年11月書き下ろし太宰治全集 7・原題「髭侯の大尽」
・「新釈諸国噺」所収
129し女類(じょるい)1948(昭和23)年04月八雲太宰治全集 9
130し知らない人(しらないひと)1940(昭和15)年03月書物展望太宰治全集 10
131し新釈諸国噺(しんしゃくしょこくばなし)1945(昭和20)年01月生活社刊太宰治全集 6
132し新樹の言葉(しんじゅのことば)1939(昭和14)年05月書き下ろし・『愛と美について』竹村書房
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
133し新ハムレット(しんハムレット)1941(昭和16)年07月文藝春秋社刊太宰治全集 4初の書下ろし長編小説
134し人物に就いて(じんぶつについて)1936(昭和11)年01月01日東奥日報太宰治全集 10
135し親友交歓(しんゆうこうかん)1946(昭和21)年12月新潮太宰治全集 8
136し新郎(しんろう)1942(昭和17)年01月新潮』01月太宰治全集 5
137す粋人(すいじん)1945(昭和20)年01月書き下ろし太宰治全集 6『新釈諸国噺』生活社
138す水仙(すいせん)1942(昭和17)年05月改造太宰治全集 5
139す雀(すずめ)1946(昭和21)年10月思潮津軽通信
140す雀こ(すずめこ)1935(昭和10)年07月作品太宰治全集 1処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
141す角力(すもう)1925(大正14)年10月校友会誌・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
142せ正義と微笑(せいぎとびしょう)1942(昭和17)年06月錦城出版社太宰治全集 5・弟子の堤重久の実弟である堤康久の日記が題材となっている
・2番目の書き下ろし長編小説
143せ政治家と家庭(せいじかとかてい)1946(昭和21)年06月東奥日報太宰治全集 10
144せ清貧譚(せいひんたん)1941(昭和16)年01月新潮太宰治全集 3
145せ赤心(せきしん)1943(昭和18)年05月新潮太宰治全集 6
146せ世界的(せかいてき)1941(昭和16)年10月15日早稻田大學新聞太宰治全集 10
147せ惜別(せきべつ)1945(昭和20)年09月05日朝日新聞社刊太宰治全集 7・内閣情報局と日本文學報国会からの依頼を受けて執筆された5番目の書き下ろし長編小説
・実際の刊行は戦後だが、執筆は1944(昭和19)年で、翌年2月に脱稿
148せ先生三人(せんせいさんにん)1936(昭和11)年11月文藝通信太宰治全集 10
149せ善蔵を思う(ぜんぞうをおもう)1940(昭和15)年04月不明太宰治全集 3善蔵とは青森県弘前市出身で明治後半～昭和初期の作家、葛西善蔵のこと
150そ創作余談(そうさくよだん)1937(昭和12)年12月日本學藝新聞太宰治全集 10
151そ創生記(そうせいき)1936(昭和11)年10月新潮太宰治全集 2
152そ俗天使(ぞくてんし)1940(昭和15)年01月新潮太宰治全集 3
153た大恩は語らず(だいおんはかたらず)1954(昭和29)年07月文章倶樂部太宰治全集 91940(昭和15)年『婦人公論』に掲載されるはずが掲載されず、没後『文章倶樂部』に掲載された
154た大力(だいりき)1945(昭和20)年01月書き下ろし太宰治全集 6『新釈諸国噺』生活社
155たダス・ゲマイネ(ダス・ゲマイネ)1935(昭和10)年10月文藝春秋太宰治全集 1作品名はドイツ語の「Das gemaine」（通俗性または卑俗性）だが、津軽弁の「んだすけまいね」（だから駄目なんだ）にも由来している
156たたずねびと(たずねびと)[[1937(昭和12)年>Tag/1937(昭和12)年]11月不明太宰治全集 8
157た多頭蛇哲学(たとうじゃてつがく)1938(昭和13)年05月あらくれ太宰治全集 9
158た誰(だれ)1941(昭和16)年12月知性太宰治全集 4
159た誰も知らぬ(だれもしらぬ)1940(昭和15)年04月若草太宰治全集 3
160た断崖の錯覚(だんがいのさっかく)1934(昭和09)年04月文化公論太宰治全集 10「黒木舜平」名義で発表
161た檀君の近業について(だんくんのきんぎょうについて)1937(昭和12)年09月日本浪曼派太宰治全集 10
162た男女同権(だんじょどうけん)1946(昭和21)年12月改造太宰治全集 8
163ち小さいアルバム(ちいさいアルバム)1942(昭和17)年07月新潮太宰治全集 5
164ち地球図(ちきゅうず)1935(昭和10)年12月新潮太宰治全集 1処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
165ち畜犬談(ちくけんだん)1939(昭和14)年08月文學者太宰治全集 3
166ち竹青(ちくせい)1945(昭和20)年04月文藝太宰治全集 6
167ち地図(ちず)1925(大正14)年12月蜃気楼・「津島修治」名義で発表&br・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
168ち父(ちち)1947(昭和22)年04月人間太宰治全集 9
169ちチャンス(チャンス)1946(昭和21)年07月藝術太宰治全集 8
170ち千代女(ちよじょ)1941(昭和16)年06月改造太宰治全集 3作品名や作中に出てくる千代女は加賀千代女のこと
171つ津軽(つがる)1944(昭和19)年11月15日『新風土記叢書7 津輕』小山書店太宰治全集 74番目の書下ろし長編小説
172つ津軽地方とチエホフ(つがるちほうとチエホフ)1946(昭和21)年05月15日アサヒグラフ太宰治全集 10
173てデカダン抗議(デカダンこうぎ)1939(昭和14)年11月文藝世紀太宰治全集 3
174て鉄面皮(てつめんぴ)1943(昭和18)年04月文學界太宰治全集 6
175て天狗(てんぐ)1942(昭和17)年09月みつこし太宰治全集 9
176と答案落第(とうあんらくだい)1938(昭和13)年07月月刊文章太宰治全集 10
177と東京だより(とうきょうだより)1944(昭和19)年08月文學報国太宰治全集 6
178と東京八景(とうきょうはっけい)1941(昭和16)年01月文學界太宰治全集 4
179と当選の日(とうせんのひ)1939(昭和14)年05月09～11日國民新聞太宰治全集 10「國民新聞」の短編コンクールで「黄金風景」が上林暁「寒鮒(かんぶな)」と共に当選したことを書いたエッセイ
180と盗賊(とうぞく)1935(昭和10)年10月帝國大學新聞太宰治全集 1・「逆行」所収
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
181と道化の華(どうけのはな)1935(昭和10)年05月日本浪漫派太宰治全集 1処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
182と燈籠(とうろう)1937(昭和12)年10月若草新潮文庫『きりぎりす』収録
183とトカトントン(トカトントン)1947(昭和22)年01月群像太宰治全集 8
184と徒党について(ととうについて)1948(昭和23)年04月文藝時代太宰治全集 10
185と豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説(とよしまよしおちょ『たかおざんげ』かいせつ)1948(昭和23)年06月新潮文庫『もの思う葦』収録
186と貪婪禍(どんらんか)1940(昭和15)年08月15日京都帝國大學新聞太宰治全集 10
187に二十世紀旗手(にじゅっせいききしゅ)1937(昭和12)年01月改造太宰治全集 2
188に如是我聞(にょぜがもん)1948(昭和23)年03月新潮太宰治全集 10
189に女人訓戒(にょにんくんかい)1940(昭和15)年01月作品倶楽部太宰治全集 3
190に女人創造(にょにんそうぞう)1938(昭和13)年11月日本文學太宰治全集 10
191に庭(にわ)1946(昭和21)年01月新小説太宰治全集 8
192に「人間キリスト記」その他(「にんげんキリストき」そのた)1939(昭和14)年07月新小説 初夏随筆号太宰治全集 10
193に人魚の海(にんぎょのうみ)1944(昭和19)年10月新潮太宰治全集 61945(昭和20)年01月『新釈諸国噺』生活社
194に人間失格(にんげんしっかく)1948(昭和23)年06月展望太宰治全集 9
195は葉(は)1934(昭和09)年04月鷭 創刊号太宰治全集 1処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
196はパウロの混乱(パウロのこんらん)1940(昭和15)年10月現代文學太宰治全集 10
197は薄明(はくめい)1946(昭和21)年12月新紀元社刊太宰治全集 7
198は葉桜と魔笛(はざくらとまてき)1939(昭和14)年06月若草太宰治全集 2
199は破産(はさん)1945(昭和20)年01月書き下ろし太宰治全集 6『新釈諸国噺』生活社
200は恥(はじ)1942(昭和17)年01月婦人畫報太宰治全集 4
201は走ラヌ名馬(はしラヌめいば)1936(昭和11)年07月東工大蔵前新聞太宰治全集 10
202は走れメロス(はしれメロス)1940(昭和15)年05月新潮太宰治全集 3
203は裸川(はだかがわ)1944(昭和19)年01月新潮太宰治全集 61945(昭和20)年01月『新釈諸国噺』生活社
204は八十八夜(はちじゅうはちや)1939(昭和14)年08月新潮太宰治全集 3
205は花火(はなび)1929(昭和04)年09月弘高新聞・「小菅銀吉」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
206は花火(はなび)（戦後改題）1942(昭和17)年10月文藝・全文削除処分となり、1946(昭和21)年12月、新紀元社から刊行された創作集『薄明』に「日の出前」と改題して収録
・新潮文庫『きりぎりす』収録
207は花吹雪(はなふぶき)1944(昭和19)年08月佳日太宰治全集 51943(昭和18)年07月『改造』には掲載されず、翌年08月に刊行された創作集『佳日』に収録
208は母(はは)1947(昭和22)年03月新潮太宰治全集 9
209は針医の圭樹(はりいのけいき)1926(大正15)年04月蜃気楼新潮文庫『地図 初期作品集』収録
210ははる(春)1958(昭和33)年 掲載月日不明東京新聞太宰治全集 101945(昭和20)年に執筆されたが雑誌刊行がなく、没後に東京新聞に掲載されたのが初出
211は春の枯葉(はるのかれは)1946(昭和21)年09月人間太宰治全集 8
212は春の盗賊(はるのとうぞく)1940(昭和15)年01月文藝日本太宰治全集 3
213はパンドラの匣(パンドラのはこ)1945(昭和20)年10～01月河北新報太宰治全集 8・太宰の読者であった木村庄助の病床日記が題材となっている
・1944(昭和19)年に執筆・脱稿していた「雲雀の声」が印刷所の空襲で消失、残っていたゲラ刷りから新聞小説として書き改めた
・戦後の1947(昭和22)年07月に「看護婦の日記」として大映で映画化されている
・映画で主演した関千恵子が太宰宅を訪問し、対談の中でペンネームの由来を尋ねているが、太宰は「友だちが考えてくれたんです」と答えている
214は犯人(はんにん)1948(昭和23)年01月中央公論太宰治全集 9
215ひ髭侯の大尽(ひげそうろうのだいじん)1944(昭和19)年11月月刊東北太宰治全集 61945(昭和20)年01月に生活社より刊行された『新釈諸国噺』に「女賊」と改題して収録
216ひ眉山(びざん)1948(昭和23)年03月小説新潮太宰治全集 9
217ひ美少女(びしょうじょ)1939(昭和14)年10月月刊文章太宰治全集 3
218ひ美男子と煙草(びだんしとたばこ)1948(昭和23)年03月日本小説太宰治全集 9
219ひ一つの約束(ひとつのやくそく)1944(昭和19)年頃不明太宰治全集 10初出誌は不明ながら、青森県の雑誌に発表されたと推測される
220ひ日の出前(ひのでまえ)1942(昭和17)年10月文藝・全文削除処分となり、1946(昭和21)年12月、新紀元社から刊行された創作集『薄明』に「花火」から「日の出前」と改題して収録
・新潮文庫『きりぎりす』収録
221ひ火の鳥(ひのとり)1939(昭和14)年05月書き下ろし・『愛と美について』竹村書房
・新潮文庫『新樹の言葉』収録
222ひ皮膚と心(ひふとこころ)1939(昭和14)年11月文學界太宰治全集 3
223ひHUMAN LOST(ヒューマン ロスト)1937(昭和12)年04月新潮太宰治全集 2
224ひ貧の意地(ひんのいじ)1944(昭和19)年09月文藝世紀太宰治全集 61945(昭和20)年01月『新釈諸国噺』生活社
225ふフォスフォレッスセンス(フォスフォレッスセンス)1947(昭和22)年07月日本小説太宰治全集 9
226ふ富嶽百景(ふがくひゃっけい)1939(昭和14)年02～03月文体太宰治全集 2
227ふ服装に就いて(ふくそうについて)1941(昭和16)年02月文藝春秋太宰治全集 4
228ふ富士に就いて(ふじについて)1938(昭和13)年10月國民新聞太宰治全集 10
229ふ武家義理物語(ぶけぎりものがたり)1944(昭和19)年05月文藝太宰治全集 61945(昭和20)年01月に生活社より刊行された『新釈諸国噺』に「義理」と改題して収録
230ふ不審庵(ふしんあん)1943(昭和18)年10月文藝世紀太宰治全集 5
231ふ冬の花火(ふゆのはなび)1946(昭和21)年06月展望太宰治全集 8
232へ碧眼托鉢(へきがんたくはつ)1936(昭和11)年01～03月日本浪曼派太宰治全集 10
233へ返事(へんじ)1946(昭和21)年05月東西太宰治全集 10
234ま負けぎらいト敗北ト(まけぎらいトはいぼくト)1926(大正15)年01月蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
235ま股をくぐる(またをくぐる)1928(昭和03)年07月細胞文藝・「辻島衆二」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
236ま&ruby(まつ){待つ1942(昭和17)年06月創作集『女性』太宰治全集 5
237ま砂子屋(まなごや)1940(昭和15)年10月文筆太宰治全集 10
238ま満願(まんがん)1938(昭和13)年09月文筆太宰治全集 2
239み未帰還の友に(みきかんのともに)1946(昭和21)年05月潮流太宰治全集 8太宰治の門下「戸石泰一」がモデル
240み男女川と羽左衛門(みなのがわとうざえもん)1941(昭和16)年01月都新聞太宰治全集 10
241みみみずく通信(みみずくつうしん)1941(昭和16)年01月知性太宰治全集 4
242む無趣味(むしゅみ)1940(昭和15)年03月新潮太宰治全集 10
243む無題(むだい)1942(昭和17)年06月現代文學太宰治全集 10
244め女神(めがみ)1947(昭和22)年05月日本小説太宰治全集 9
245めめくら草紙(めくらぞうし)1936(昭和11)年01月新潮太宰治全集 1処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
246め雌に就いて(めすについて)1936(昭和11)年05月若草太宰治全集 1
247めメリイクリスマス(メリイクリスマス)1947(昭和22)年01月中央公論太宰治全集 8疎開先の生家・青森県北津軽郡金木町（現・五所川原市）から帰京して発表した第1作目
248も盲人独笑(もうじんどくしょう)1940(昭和15)年07月新風太宰治全集 3
249もモナコ小景(モナコしょうけい)1926(大正15)年11月蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
250ももの思う葦(ものおもうあし)1935(昭和10)年08月日本浪曼派太宰治全集 10
251も文盲自嘲(もんもうじちょう)1942(昭和17)年10月琴太宰治全集 10
252も悶悶日記(もんもんにっき)1936(昭和11)年06月文藝太宰治全集 10
253ややんぬる哉(やんぬるかな)1946(昭和21)年03月月刊読売太宰治全集 8
254ゆ遊興戒(ゆうきょうかい)1945(昭和20)年01月書き下ろし太宰治全集 6『新釈諸国噺』生活社
255ゆ雪の夜の話(ゆきのよるのはなし)1944(昭和19)年05月少女の友太宰治全集 6
256よ容貌(ようぼう)1941(昭和16)年06月博浪沙太宰治全集 10
257よ洋之助の気焔(ようのすけのきえん)1934(昭和09)年04月文藝春秋・井伏鱒二との合作小説だが、発表は「井伏鱒二」名義で行われた
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
258よ横綱(よこづな)1944(昭和19)年01月東京新聞太宰治全集 10
259よ吉野山(よしのやま)1945(昭和20)年01月書き下ろし太宰治全集 6『新釈諸国噺』生活社
260らラロシフコー(ラロシフコー)1939(昭和14)年07月作品太宰治全集 10
261ら懶惰の歌留多(らんだのかるた)1939(昭和14)年04月文藝太宰治全集 2
262りリイズ(リイズ)1940(昭和15)年11月「短編ラヂオ小説」台本太宰治全集 3原題「ある畫家の母」
263り律子と貞子(りつことさだこ)1942(昭和17)年02月若草太宰治全集 5
264り旅信(りょしん)1941(昭和16)年12月新潮太宰治全集 41942(昭和17)年04月に単行本化する際に「旅信」（作品の中間部）と「秋」（作品の完結部）を「風の便り」に一体化
265り鈴打(りんだ)1929(昭和04)年02月弘高新聞・「小菅銀吉」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
266れ令嬢アユ(れいじょうアユ)1941(昭和16)年06月新如苑太宰治全集 4
267れ列車(れっしゃ)1933(昭和08)年02月東奥日報太宰治全集 1・「太宰治」名義で最初に発表した作品
・処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
268ろ六月十九日(ろくがつじゅうくにち)1940(昭和15)年07月博浪沙太宰治全集 10
269ろロマネスク(ロマネスク)1934(昭和09)年12月青い花太宰治全集 1処女作品集『晩年』として1936(昭和11)年06月に砂子屋書房から刊行
270ろろまん燈籠(ろまんとうろう)1940(昭和15)年12～06月婦人畫報太宰治全集 4ちくま文庫『太宰治全集』では作品名が「ろまん灯篭」表記
271わ私のシゴト(わたしのシゴト)1926(大正15)年02月蜃気楼・「津島修治」名義で発表
・新潮文庫『地図 初期作品集』収録
272わわが愛好する言葉(わがあいこうすることば)1943(昭和18)年07月現代文學太宰治全集 10
273わわが半生を語る(わがはんせいをかたる)1947(昭和22)年11月小説新潮太宰治全集 10
274わ私の著作集(わたしのちょさくしゅう)1941(昭和16)年07月日本學藝新聞太宰治全集 10
275わ渡り鳥(わたりどり)1948(昭和23)年04月群像太宰治全集 9

ちくま文庫『太宰治全集』作品一覧（種別・書名順）  

No種別書名収録作品
1短編集太宰治全集 1晩年（収録作品は新潮文庫を参照）／ダス・ゲマイネ／雌に就いて／虚構の春／狂言の神
2短編集太宰治全集 2創生記／喝采／二十世紀旗手／あさましきもの／HUMAN LOST／灯篭／満願／姥捨／I can speak／富嶽百景／黄金風景／女生徒／懶惰の歌留多／葉桜と魔笛／愛と美について
3中短編集太宰治全集 3八十八夜／座興に非ず／美少女／畜犬談／ア、秋／デカダン抗議／おしゃれ童子／皮膚と心／春の盗賊／俗天使／兄たち／鴎／女人訓戒／女の決闘／駈込み訴え／老ハイデルベルヒ／誰も知らぬ／善蔵を思う／走れメロス／古典風／盲人独笑／乞食学生／失敗園／一灯／リイズ
4中短編集太宰治全集 4きりぎりす／ろまん灯篭／東京八景／みみずく通信／佐渡／清貧譚／服装に就いて／令嬢アユ／千代女／新ハムレット／風の便り／誰／恥
5中短編集太宰治全集 5新郎／十二月八日／律子と貞子／待つ／水仙／正義と微笑／小さいアルバム／花火／帰去来／故郷／禁酒の心／黄村先生言行録／花吹雪／不審庵／虚構の春／狂言の神
6中短編集太宰治全集 6鉄面皮／赤心／右大臣実朝／作家の手帖／佳日／散華／雪の夜の話／東京だより／新釈諸国噺／竹青
7長編集太宰治全集 7津軽／惜別／お伽草紙
8中短編集太宰治全集 8パンドラの匣／薄明／庭／親という二字／嘘／貨幣／やんぬる哉／十五年間／未帰還の友に／苦悩の年鑑／チャンス／雀／たずねびと／男女同権／親友交歓／トカトントン／メリイクリスマス／ヴィヨンの妻／冬の花火／春の枯葉
9中短編集太宰治全集 9母／父／女神／フォスフォレッスセンス／朝／斜陽／おさん／犯人／饗応夫人／酒の追憶／美男子と煙草／眉山／女類／渡り鳥／桜桃／家庭の幸福／人間失格／グッド・バイ
10随想集太宰治全集 10田舎者／魚服記に就て／断崖の錯覚（「黒木舜平」の筆名で発表した探偵小説）／もの思う葦／川端康成へ／碧眼托鉢／人物に就いて／古典竜頭蛇尾／悶悶日記／走ラヌ名馬／先生三人／音に就いて／檀君の近業について／思案の敗北／創作余談／「晩年」に就いて／一日の労苦／多頭蛇哲学／答案落第／緒方氏を殺した者／一歩前進二歩退却／富士に就いて／校長三代／女人創造／九月十月十一月／春昼／当選の日／正直ノオト／ラロシフコー／「人間キリスト記」その他／市井喧争／困惑の弁／心の王者／このごろ／鬱屈禍／酒ぎらい／知らない人／諸君の位置／無趣味／義務／作家の像／三月三十日／国技館／大恩は語らず／自信のなさ／六月十九日／貪婪禍／砂子屋／パウロの混乱／文盲自嘲／かすかな声／弱者の糧／男女川と羽左衛門／五所川原／青森／容貌／「晩年」と「女生徒」／私の著作集／世界的／私信／或る忠告／食通／一問一答／無題／小照／炎天汗談／天狗／わが愛好する言葉／金銭の話／横綱／革財布／「告別」の意図／芸術ぎらい／郷愁／純真／一つの約束／春／返事／津軽地方とチエホフ／政治家と家庭／海／同じ星／新しい形の個人主義／織田君の死／わが半生を語る／小志／かくめい／小説の面白さ／徒党について／黒石の人たち／如是我聞

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